地震 21 (4.20  11:00  ) 

INDEX
1. 末(すゑ)の松山 波越さじとは
2.チラージンほか
3.AMDA報告(大和市小林先生から)
4.横浜市大放射線講演会 4.28 18:00- 横浜市大福浦キャンパス

 

1.
猪瀬直樹の「眼からウロコ」 Name 名無し 11/04/12(火)11:03 ID:FmYlawI/ No.105733 [返信]
過酷な現実から目をそらせてはいけない
東日本大震災の被災地を見て考えたこと
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110411/266542/?ST=business&P=1

 秋篠宮殿下と紀子妃殿下が4月7日、東日本大震災で宮城県や福島県などから避難してきた被災者が身を寄せる東京ビッグサイト(東京都江東区)を慰問に訪れた。僕は副知事として両殿下をご案内した。

百人一首に残る貞観地震による津波
契(ちぎ)りきな かたみに袖を しぼりつつ
末(すゑ)の松山 波越さじとは         (後拾遺集)

 百人一首にある清原元輔のこの歌を引いて「千年に一度の津波なんですね」とお話しすると、秋篠宮殿下は「津波は貞観(じょうがん)時代ですね」と相槌を打たれた。清少納言のお父上である清原元輔(908~990年)が詠んだ歌である。
… 無題 Name 名無し 11/04/12(火)11:04 ID:FmYlawI/ No.105734
陸奥、三陸は、美しい自然と日本人のロマンの象徴で、古来より心の故郷だった。
この歌は、日本という島国の歴史が、王朝文化として刻まれている一例である。

 男女の心模様に大津波を織り込んでいる。大津波でさえ越えることはない「末の松山」
のように、2人の心もまさか変わらないでしょう、と詠まれている。「末の松山」は、現在の
宮城県多賀城市付近の地名で、石碑も建てられている。

 貞観11年(869年)、東北沖で大地震が発生し、巨大な津波が押し寄せた。今回の
東日本大震災が「千年に一度」という時間軸で語られるのは、貞観地震に匹敵する大津波
が発生したからだ。「末の松山」は、貞観地震であっても津波が越えることはなかった。
貞観地震の話は京都にまで伝わり、清原元輔の時代にも人々の記憶に強く残っていたのだろう。

 

2.チラーヂンS関連の第5報です。
2-1
原田正平@成育政策科学研究部((独)国立成育医療研究センター)です。
甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について 第5報(4月15日)
http://kodomo-kenkou.com/cretin/info/show/799

ほかの医薬品も多数、まだ問題があります。

2-2
中外関連 中外製薬田中さんから
【コメント】
中外製品に関しての最新情報。

①製造再開まで一時的に欠品状況が見込まれる製品

(アルサルミン細粒90%)
在庫終了見込み=4月下旬~6月下旬。
9月末までには出荷再開予定。他の委託製造会社での製造を検討中。
(レスプレン錠20mg/30mg)
在庫終了見込み=5月下旬~8月上旬(20mg)、7月中旬~10月上旬(30mg)
9月末までには出荷再開予定。
(ジゴシン錠0,125mg/0,25mg)
在庫終了見込み=5月下旬~ 6月下旬(0,125mg)、5月下旬~11月下旬(0,25mg)
7月上旬には出荷再開予定。
同効薬「ラニラピッド」を増産するとともに、同一成分薬「ハーフジゴキシンKY錠0.125」、「ジゴキシンKY錠0.25」の販売会社(発売:トーアエイヨー株式会社、販売:アステラス製薬株式会社)から増産対応による供給量確保。

②製造再開により、安定供給に向けての出荷再開が見込まれる製品

(シグマート錠5mg)
在庫終了見込み=5月中旬~6月上旬
5月中旬から出荷再開予定。
(ピドキサール錠10mg/20mg/30mg)
在庫終了見込み=6月上旬~10月上旬(10mg)、6月下旬~7月上旬(20mg)、6月下旬~7月下旬(30mg)
5月上旬までには出荷再開予定。
(リボトリール錠0.5mg/1mg/2mg)
在庫終了見込み=5月下旬~6月中旬(0.5mg)、5月中旬~7月中旬(1mg)、7月中旬~10月上旬(2mg)
海外からの緊急輸入品(0.5mg、2mg)について、5月下旬からの出荷を目標に手続き中。
6月中~下旬からの出荷予定。
(レナジェル錠250mg)
在庫終了見込み=5月中旬~6月中旬
海外からの緊急輸入品(400mg、800mg)について、5月下旬~6月上旬出荷を目標に手続き中。
7月下旬からの出荷予定。

③製造再開まで時間を要するが、中外製品で代替していただける製品

(カルフェニール錠80mg(PTP100T))
在庫終了見込み=6月上旬
9月末までには出荷再開予定。
PTP500T は十分在庫がございます。
(モニラック原末)
在庫終了見込み=6月下旬~10月下旬
9月末までには出荷再開予定。
モニラックシロップは十分在庫がございます。

2-3
ツムラ漢方 茨城工場被災 その後、他工場にて製造再開中

 

> ■□□□ AMDAメールマガジン ─  救える命があればどこへでも
> 2011年4月18日■□□□
>
> *AMDA速報-東日本大震災・緊急支援活動18
> ━━━・━━━・━━━・━━━・━━━・━━━・━━━・━━━
> 震災翌日の3月12日から、被災地での医療支援活動を行ってきた
> AMDA医療チームは、現地のニーズに合わせながら、これまで医療
> 支援活動を行ってきた。4月の後半を迎え、避難所となっている学校
> などの再開にあわせて、徐々に「復興」へ向けて人や町が動き出して
> いる。そのような現状を受け、AMDAでは「直接的な医療チームの
> 派遣」から、「医療や教育面の復興の支援」へ支援の方法を変えてい
> くことを決定した。
>
> 具体的には、地元医療機関に、AMDA医療チームの業務の引き継ぎ
> を行い、地元医師が地震以前のような、保険診療などが実施できる体
> 制を支援していく。岩手県大槌町、宮城県南三陸町のいずれの活動地
> でも、4月20日をめどに引き継ぎをすすめている。これは現地に、緊
> 急的な医療チームが長期にわたって滞在することにより、正常な保険
> 診療システムの再興を妨げないためである。
>
> 【 被災地からの活動報告 岩手県上閉伊郡大槌町 】
> AMDA教育支援プログラムの一つとして、実施された『高校生交流
> プログラム』は大成功に終わった。被災地に文具を提供した広島の高
> 校生ら4人と引率の教諭2名が、4月14日に花巻市に到着。15日
> には大槌町を訪れた。はじめは距離感のあった高校生同士だったが、
> 避難所に届けられた物資の仕分け作業や、避難所に設けられたプレイ
> ルームで児童たちを交えて遊ぶことで徐々に距離が縮まってゆき、最
> 後には大きな声でエールを贈り感動的な交流となった。広島の高校生
> らが集めた文具の贈呈式も行い、短い行程ではあったが、高校生らに
> とっても、貴重な体験になった。16日には予定通り広島への帰路に
> ついた。なお、文具1500セットは、大槌高校、釜石高校、釜石商
> 業高校の3校の高校生に贈呈した。
> 避難所では、『栄養プログラム』として偏りがちな避難所での食事の
> サポートにマルチビタミンの配布を363人に行った。ビタミン不足
> の症状などを説明したパンフレットを見て、「最近元気がなくなって
> きたと思ってたんだよね、ビタミンが足りてなかったんだ。」と喜ぶ
> 姿が見られた。
> 鍼灸治療は、地元雇用をした鍼灸師を中心に継続しており、避難所で
> の診療、巡回診療なども地元医師と協力しながら継続している。大槌
> 高校避難所は始業式に向けて閉鎖される予定のため、避難所では人や
> 物の動きがあわただしくなっている。
>
> 【 被災地からの活動報告 宮城県本吉郡南三陸町 】
> 志津川病院仮設診療所が18日に予定されており、災害医療支援活動は
> 落ち着いてきている。AMDAが拠点を置いている志津川小学校の診
> 療室への外来は減っており、主に慢性疾患の患者。復興に向けて進み
> 始めていることは、大変喜ばしいことである。引き続き医務室での診
> 療を続けるとともに、子供から大人まで参加できるような健康レクリ
> エーション活動を企画するなど、スムーズに復興期に移行していく予
> 定である。心配されていたノロ・ウィルス患者は、南三陸町全体でも
> 発生件数がゼロとなった。
>
> 【4月18日出発 物資トラック便 宮城県南三陸町、岩手県大槌町へ】
> 主な運搬物資:ローヤルゼリー(山田養蜂場様提供)、ガス炊飯器、
> ガスコンロ、発電機など
>
> 4月18日までの派遣者予定数(4月18日現在)
> 計140人
> 医師50人 看護師31人 助産師4人 准看護師2人 薬剤師3人
> 心理士2人 調整員(補佐、通訳含む)45人 介護2人、鍼灸師1人
>

 

4.横浜市保健所長豊澤先生から
"The Nuclear Accident at Fukushima: Public Health, Radiological,
Psychological and Communication Issues"
「福島原発事故に対する健康・心理への影響、放射能及びコミュニケーション問題について」
市大放射線科井上教授から放射線の講演会の案内です。
参加希望の方は、秘書の南様宛
秘書  南
e-mail: sec229@yokohama-cu.ac.jp

横浜市大放射線科教授井上先生から
徳洲会が招聘している米国放射能緊急事態の専門家の講演会を
市大で下記の通り開催することが決まりましたのでご連絡いたします。
日時: 4月28日(木)18:00-20:00
場所: 横浜市立大学 福浦キャンパス D2講義室
タイトル: "The Nuclear Accident at Fukushima: Public Health,
Radiological, Psychological and Communication Issues"
「福島原発事故に対する健康・心理への影響、放射能
及びコミュニケーション問題について」

演者の先生: Team Members
From the New York City Department of Health and Mental Hygiene
§ Dr. Katherine Uraneck (Senior Medical Coordinator, NYC DOHMH Healthcare Emergency Preparedness Program, a physician with extensive experience teaching medical professionals about radiation and radiation emergencies)
§ Dr. Andy Karam (a certified health physicist, has extensive experience teaching about radiation, has considerable media experience, has been a consultant for the International Atomic Energy Agency)
From the University of Alabama at Birmingham School of Public Health
§ Dr. Steven M. Becker (Associate Professor, leading expert on risk communication, public information, psychosocial, and community response issues associated radiation emergencies, has extensive disaster experience, including the nuclear criticality accident in Tokaimura)

形式: 救急医学と放射線医学の合同企画
全体の司会: 井上先生
講演の座長: 森村先生

講演自体は英語ですが、遂次通訳が入ります。

横浜市立大学
先端医科学研究センター長
大学院医学研究科 放射線医学 教授    
井上 登美夫
〒236-0004横浜市金沢区福浦3-9