地震 7 3.12 19:00 TOP

羽鳥@幸区 川崎です。

地震の強さ M8.8とは
阪神大震災の1000倍、関東大震災の30倍

1.
川崎にある聖マリの大学病院からの お願い をうけています。
ほかの大学、高度機能病院から、同じような相談をうけているのではないでしょ
うか? 何とか答えられるよう医師会側も対応準備する会議を持つとのことです。

聖マリアンナ医科大学病院長の三宅良彦です。
いつも意義あるメールありがとうございます。
今回の地震において、当病院の地震被害は小さく、診療にも大きな影響はありません
でした。しかし、当院の神奈川県DMAT(Disaster Mmedica1 Assistance Team:災
害派遣医療チーム)はすでに県の管理下で始動を始めました。明日、明後日にはこれ
らを介して、被災傷病者が当院や多摩病院に搬送される可能性が高く、これらへの診
療のため、現在、医師・看護師・職員に自宅待機などを要請しております。重症搬送
者が多くなった場合、夜間急患センターや救命救急センター診療の縮少を考慮しなけ
ればなりません。
そこでお願いがあります。インフルエンザ流行時のように、医師会の先生方に、各
医院での診療時間延長などを行い、一般市民診療の拡大をお願いしたいのですが、ご
協力をお願いできないでしょうか。よろしくお願い致します。

横浜市大、古川教授経由で、救急の森村先生から、下記、返信がありました。

病院におります。すでに東北地区から要請来ています。
羽田に広域搬送された患者さんの受け入れならびにDMATタイオウです。
横浜市大からは羽田空港に一班DMATを送っています。

2.
17:45
避難指示、福島第1原発半径20kmへ 
IAEA 安全会議招集へ
炉心溶融が始まった可能性があるそうです。
復旧作業中3:36の爆発による建屋の天井が崩落した。
セシウム、ヨードが観測され、放射線が出た可能性もあるようです。
1時間あたりの放射線量 1015マイクロシーベルトアワー
治療用ヨー素の準備中
京都の河合先生からです。
若年者への最大の影響は甲状腺ガンの発ガンであり、
予防対策は以下のページです。
40歳以上は対策は不要です。
http://kokai-gen.org/information/6_015-1-1y.html#13
禁忌は、ヨウ素過敏症の既往歴のある者、造影剤過敏症の既往歴のある者、低補体性
血管炎の既往歴のある者又は治療中の者、ジューリン疱疹状皮膚炎(まま)の既往歴、
甲状腺機能異常症の治療中等です。

平成11年9月30日に株式会社ジェー・シー・オー(JCO)ウラン加工工場において
発生した臨界事故(以下「JCO事故」という。)は、我が国で初めて周辺住
民の避難等の防護対策が行われるとともに、3名の作業員が重篤な放射線被ばく
を受け、2名が亡くなられる前例のない大事故となった。
JCO事故以降、この事故の対応の反省を踏まえて、 原子力災害対策特別措
置法が制定されたことを受け、原子力安全委員会は、原子力防災対策の技術的、
専門的事項を取りまとめた「原子力施設等の防災対策について」(以下「防災指
針」という。)の改訂を平成12年5月に行った。その後、緊急被ばく医療につ
いては、平成13年6月に、原子力発電所周辺防災対策専門部会において、緊急
被ばく医療の基本的な考え方やその体制について、「緊急被ばく医療のあり方に
ついて」として取りまとめ、その要点を防災指針に反映した。
しかしながら、事故発生時は、原子力発電所等からの 放射性ヨウ素の放出に
対する安定ヨウ素剤の予防的な服用については、吸入による放射性ヨウ素の甲状
腺への集積を抑制する効果があると認められているが、安定ヨウ素剤の服用に係
る防護対策をより実効性のあるものとするためには、さらに検討に時間を要する
と考えられたことから、今後の検討課題とした。平成13年6月には、緊急被ば
く医療に対する検討の重要性等も踏まえ、原子力発電所に限らず他の原子力施設
等における災害対策に関する課題について、より適確かつ総合的に対応するため、
従来の原子力発電所等周辺防災対策専門部会を再編して、原子力施設等防災専門
部会を設置し、被ばく医療についても引き続き検討を行うこととした。

 

 

3.
厚労省保険局医療課より「保険証を提示できない場合においては、氏名、
生年月日、被用者保険の被保険者にあっては事業所名、国民健康保険及び
後期高齢者医療制度の被保険者にあっては住所を申し立てることにより、
受診できる取扱いとする」との事務連絡が出ています。
---------------------------
事 務 連 絡
平成23年3月11日
厚生労働省保険局医療課
平成23年東北地方太平洋沖地震による被災者に係る被保険者証等の提示について
平成23年3月11日の平成23年東北地方太平洋沖地震による被災に伴い、被
保険者証等を紛失あるいは家庭に残したまま避難していることにより、保険医
療機関に提示できない場合等も考えられることから、この場合においては、氏
名、生年月日、被用者保険の被保険者にあっては事業所名、国民健康保険及び
後期高齢者医療制度の被保険者にあっては住所を申し立てることにより、受診
できる取扱いとするので、その実施及び関係者に対する周知について、遺漏な
きを期されたい。
なお、公費負担医療において医療券等を指定医療機関等に提示できない場合
の取扱いについては、公費負担医療担当部局等より、事務連絡が発出される予
定であることを申し添える。

        厚生労働省保険局医療課企画法令第一係

----------------------------------------

                      事務連絡
平成23年3月11日

各都道府県 民生・衛生主管部(局)御中

          厚生労働省健康局
総 務 課
疾 病 対 策 課
結 核 感 染 症 課
厚生労働省雇用均等・児童家庭局
母 子 保 健 課
厚生労働省社会・援護局
保 護 課
援 護 企 画 課
厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
精神・障害保健課

東北地方太平洋沖地震による被災者の公費負担医療の取扱いについて

 健康行政、社会福祉行政につきましては、日頃より多大なるご協力を賜り心から
御礼申し上げます。また、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による被
害に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
この度の地震による被災状況等にかんがみ、関連書類等を消失あるいは家屋に残
したまま避難している等により、医療機関において公費負担医療を受けるために必
要な手続をとることができない場合も考えられます。
つきましては、そのような場合においても、被災者の保護及び医療の確保に万全
を期す観点から、各制度について、当面別紙のとおり、被爆者健康手帳や患者票等
がなくても、1)別紙の各制度の対象者であることの申し出、2)氏名、3)生
年月日、4)住所等を確認することにより受診できるものとし、緊急の場合は、
指定医療機関以外の医療機関でも受診できる取扱いとしたいと思います。
なお、(社)日本医師会等に対しましても、この取扱いにつき、協力依頼を行
う予定であることを申し添えます。
また、被保険者証等を保険医療機関に提示できない場合の取扱いについては、
保険医療担当部局より、別添のとおり同日付で事務連絡が発出される予定であること
を併せて申し添えます。

(別 紙)

(1)原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律

被爆者健康手帳(認定疾病の場合においては認定書及び被爆者健康手帳)の提出
ができない場合においても、医療機関において、被爆者健康手帳の交付を受けてい
る者であることを申し出、氏名、生年月日及び住所を確認することにより、受診で
きるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関及び一般疾病医療機関以外の医療機関でも受
診できるものとする。
なお、毒ガス障害者救済対策事業の医療手帳が提出できない場合についても同様
とする。

(2)感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第37条の2の結核患
者に対する医療に係る患者票の提出ができない場合においても、医療機関において、
患者票の交付を受けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び住所を確認
することにより、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、結核指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとす
る。

(3)特定疾患治療研究事業

特定疾患治療研究事業の受給者証の提出ができない場合においても、医療機関に
おいて、受給者証の交付を受けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び
住所を確認することにより、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、同事業の委託契約を結んだ医療機関以外の医療機関でも受
診できるものとする。
なお、この事業における自己負担の限度額の取扱いに当たっては、災害等により
前年度と当該年度との所得に著しい変動があった場合には、その状況を勘案すると
されていることから、その趣旨にかんがみ、実情に即した弾力的な対応をして差し
支えないものとする。

(4)肝炎治療特別促進事業

肝炎治療特別促進事業の受給者証の提出ができない場合においても、医療機関に
おいて、受給者証の交付を受けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び
住所を確認することにより、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、同事業の指定医療機関等以外の医療機関でも受診できるも
のとする。

(5)児童福祉法
1) 療育券の提出ができない場合においても、医療機関において療育券の交付
を受けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び住所を確認することにより、
受診できるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとする。

2)小児慢性特定疾患治療研究事業の受診券の提出ができない場合においても、
医療機関において、受診券の交付を受けている者であることを申し出、氏名、生年
月日及び住所を確認することにより、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、同事業の委託契約を結んだ医療機関以外の医療機関でも
受診できるものとする。

(6)母子保健法

 養育医療券の提出ができない場合においても、医療機関において、養育医療券の
交付を受けている看であることを申し出、氏名、生年月日及び住所を確認すること
により、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとする。

(7)生活保護法

 医療券の提出ができない場合においても、医療機関において、被保護者であるこ
とを申し出、氏名、生年月日、住所及び福祉事務所名を確認することにより、受診
できるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとする。

(8)戦傷病者特別援護法

 療養券の提出ができない場合においても、医療機関において、療養券の交付を受
けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び住所を確認することにより、
受診できるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとする。

(9)中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律

 本人確認証の提出ができない場合においても、医療機関において、被支援者で
あることを申し出、氏名、生年月日、住所及び支援給付の実施機関名を確認すること
により、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、指定医療機関以外の医療機関でも受診できるものとする。

(10)障害者自立支援法

 自立支援医療受給者証を提示できない場合においても、医療機関において自立支
援医療受給者証の交付を受けている者であることを申し出、氏名、生年月日及び住
所を確認することにより、受診できるものとする。
また、緊急の場合は、受診する指定自立支援医療機関と自立支援医療受給者証に
記載する指定自立支援医療機関の名称が異なる場合においても、事後的に支給認定
の変更を行うことで差し支えないものとし、さらに、指定自立支援医療機関以外の
医療機関でも受診できるものとする。

 

4.藤沢の長谷先生からです。
皆様に役立つものの情報提供をいたします。総合内科専門医会MLで流れたもので
すが、サバイバルカードをコピーして 記入して 家族全員お財布に入れておいてください。

関東地方もいつ直下型がくるかわかりません。


総合内科専門医MLの皆様

日本内科学会では,昨年の日本内科学会雑誌99巻に
「内科医のための災害医療活動」という企画を連続掲載いたしました.
この企画は災害時の「超急性期 最初の2日間」から「3日目以降編」,「医療支援編
(避難所編)」,
「災害拠点病院編」,「内科学メンタル編(精神医療支援編)」に至るまで,
内科医をはじめ,災害発生時の医療現場に有用な情報を掲載した内容となっておりま
す.

かかる大地震に際しまして,皆様の取り組みの一助になりますよう,日本内科学会の
HPにPDFデータとして掲載しております.

http://www.naika.or.jp/info/info110311.html

※緊急に用意しましたのでPDFのデータは重いものもございます.
(順次,軽いものに差し替えていきたいと思います)
リンクフリーでご案内ご利用いただければと存じます.

(社)日本内科学会事務局

 

5.
平成23年 3月12日 13時50分
横浜地方気象台発表
川崎市を含む東京湾内湾に津波注意報が発表されました。
詳細な情報は以下のURLにて確認して下さい。
http://k-mail.kikikanri.city.kawasaki.jp/html/20110312/5460-11-20110312135055.html
津波注意報又は警報が発表されたら
http://portal.kikikanri.city.kawasaki.jp/m/enlight/3/mobile_enlightlist.html
災害用伝言ダイヤル及び災害用伝言板サービス
http://portal.kikikanri.city.kawasaki.jp/m/enlight/7/mobile_enlightlist.html

6.ネットから
福島第一原発で炉心溶融発生! 爆発的な反応の恐れも
> 中部電力、原発推進テレビCMを自粛へ
> http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103120403.html
> 2011年3月12日14時16分
>
> 福島第1原発でメルトダウンの可能性 放射性物質を確認
> http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110312/dst11031214190222-n1.htm
>
> 2011.3.12 14:18
>
> 放射線漏れの危険性が指摘される東京電力福島第2原発=福島県富岡町、楢葉町
>
>  原子力保安安全院は13日午後の会見で、福島県の東京電力福島第1原発1号機で
「炉心の溶解が始まっている可能性が高い」と発表した。放射線医療の専門家チームを
現地に派遣し検査したところ、燃料中に含まれる放射線物質セシウムが確認された。
>
>
>
> 福島第1原発で炉心溶融か=付近でセシウム検出-保安院
> http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031200443
>
>  経済産業省原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で被災した東京電力福島第
1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機で、核燃料棒が高温で溶ける「炉心溶融」が起
きている可能性が高いと発表した。
>
>  保安院によると、1号機周辺で、放射線医学総合研究所のチームが放射性物質のセ
シウムを検出。セシウムは核燃料棒に含まれており、融点が高いことから、炉心溶融を
起こしている可能性が高いと推測されるという。
>
>  保安院などによると、同原発1号機は12日午前から原子炉冷却水の水位が低下。
一時は核燃料棒が冷却水の水面から露出し、核燃料の損傷が懸念されていた。(2011/0
3/12-14:26
>
>
> 【地震】「炉心溶融始まっているとみられる」政府(03/12 14:19)
> http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210312150.html
>
>  原子力安全・保安院は、福島第一原発1号機で「炉心の溶融が始まっているとみら
れる」と発表しました。炉心のメルトダウンが始まった可能性が高いことを初めて政府
当局者が認めました。12日午後1時30分現在の状況だとして発表しました。
>
>
>
> 福島第1原発:1号機で「炉心溶融」の可能性 周辺でセシウム検出
> http://mainichi.jp/news/20110312urgitr090002000c.html
>
>  経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原子力発電所1号機で
、燃料棒が損傷する「炉心溶融」が起こった可能性が高いことを明らかにした。同発電
所の周辺監視区域の放射性物質の測定で、燃料に含まれるセシウムが検出された。同原
発1号機では、圧力容器の中で冷却水の水位が下がり、燃料棒が冷却水から露出する状
態になっていた。
>
> 毎日新聞 2011年3月12日 14時24分(最終更新 3月12日 14時24分)
>
>
> 福島第一原発の緊急事態、想定上回る危険水域
> http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110312-OYT1T00387.htm
>
>  原子炉格納容器内の圧力を下げる作業が始まった福島第一原発1号機の緊急事態は
、経済産業省原子力安全・保安院の当初の被害想定を上回る危険水域まで達しているこ
とが12日わかった。
>
>  政府の緊急災害対策本部が公表した資料によると、昨日午後10時の時点で最悪の
事態が想定されたのは、原子炉の水位が異常低下した同原発2号機。想定では、水位低
下で、核燃料棒が露出し、溶融。最悪の場合、格納容器内の圧力が通常運転時の1・3
倍程度の527・6キロ・パスカルに達し、爆発を避けるため水蒸気を放出するシナリ
オを描いていた。実際は、水位が安定し、放出は不要だった。
>
>  燃料損傷の危険が迫っていたのは、実は1号機だった。12日午前2時半に、格納
容器内の圧力は、通常時の2・1倍の840キロ・パスカルに達していたことが確認さ
れた。想定をはるかに超え、燃料の溶融が起きていてもおかしくない事態だった。
>
>  圧力を下げる作業が行われる同原発1号機では、施設内の中央制御室の放射線量は
、通常の1000倍に達している。現時点では放射線量は少なく、燃料の損傷を示すよ
うな異常は検知されていない。すぐに炉心溶融につながる最悪の事態(過酷事故)に発
展はしないものの、放射性物質の漏えいの原因につながるような内圧の上昇、何らかの
燃料棒の損傷や異変が起きている可能性がある。
>
>  このような状況では、炉心が過熱している恐れがある。それが圧力上昇の原因とも
考えられる。圧力が異常に高まると、緊急用の冷却水を原子炉内に注入する緊急炉心冷
却装置(ECCS)の稼働もできなくなり、制御がますます困難になる。微量の放射性
物質を含む水蒸気が外部に放出される程度なら深刻ではないが、燃料棒が損傷して露出
し、水蒸気と反応して爆発するような事態になれば、大量の放射性物質が外部に放出さ
れることになる。1979年の米スリーマイル島原発事故と同様の最悪のケースになる
恐れもある。
>
> (2011年3月12日13時21分 読売新聞)

>
> 福島第一原発1号機、溶融か 爆発的な反応の恐れも
> http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201103120408.html
>
> 2011年3月12日14時22分
>
>  経済産業省の原子力安全・保安院は12日午後2時すぎに記者会見を開き、東京電
力福島第一発電所の1号機(福島県大熊町)で、原子炉内の燃料の溶融が進んでいる可
能性が高い、と発表した。
>
>  放射線医学総合研究所が原子炉建屋内で、燃料中に含まれる核分裂生成物であるセ
シウムを確認した。
>
>  1号機の燃料Aの水位は、マイナス90センチがマイナス170センチまで下がっ
ている。燃料Bの水位は80センチから145センチまで下がっていることが確認され
たという。圧力は750キロパスカルが754キロパスカルで、圧力は比較的安定して
いる。
>
>  炉心溶融は、想定されている原発事故の中で最悪の事態だ。これが進むと、爆発的
な反応を引き起こして広く外部に放射能をまき散らす恐れもある。
>
>
>
> 福島第一原発1号機、セシウム検出 炉心溶融か
> http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120407.html
>
> 2011年3月12日14時19分
>
>  経済産業省の原子力安全・保安院は、東京電力福島第一原子力発電所1号機で、「
炉心溶融が起きている可能性がある」と発表した。発電所周辺のモニターから、放射性
物質のセシウムを検出。ウランが核分裂をした後に生成され、本来は燃料棒の中に収ま
っていなければならないが、炉心が溶けて外に出たとみられる。
>
>
>
> 福島第一原発 燃料溶け出たか
> http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014623511000.html
>
> 3月12日 14時21分
>
> 経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、福島第一原子力発電所の敷地内の1
号機の周辺で、核分裂によって発生する「セシウム」という放射性物質が検出されたこ
とから、1号機で炉心にある核燃料の一部が溶け出たとみていると発表しました。
>
>
> 炉心溶融、発生か=福島第1原発1号機
> http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031200443
>
>  原子力安全・保安院は12日、福島第1原発1号機について、炉心溶融が起きてい
る可能性が高いと発表した。
>
> (2011/03/12-14:12)
>
>
>
> 福島原発、炉心溶融の可能性
> 周囲からセシウム検出
> http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E3918DE3
E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
>
>
>
> 福島原発 重大な危機 放射能閉じ込め失敗
> http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011031202000147.html
>
> 2011年3月12日 夕刊
>
>  こわばった表情から強い危機感が伝わる。十二日午前六時すぎ。「半径十キロに避
難地域を拡大」「1号機中央制御室で放射線量上昇」「発電所正門の線量は通常の十倍
」-。原発の安全規制を受け持つ経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は、矢
継ぎ早に深刻な事態が続いていることを伝えた。
>
>  東日本大震災で東京電力の福島第一、第二原発は原子炉の冷却機能を失った。原発
の安全確保のために欠かせない重要な“約束”を守れなかった。
>
>  地震のような緊急時、原発の安全確保のキーワードは「止める」「冷やす」「(放
射能を)閉じ込める」。福島原発は、地震の揺れを検知して自動停止。制御棒が挿入さ
れて炉心の核反応を抑えた。ここまではうまくいった。
>
>  問題は次の「冷やす」。停止後も残る燃料棒の熱を冷ますため、冷却水を循環させ
るが、第一原発では外部電源が停止。非常用ディーゼル発電装置も動かず、ポンプが使
えず冷却できなくなった。
>
>  この状態が続くと冷却水が蒸発して、原子炉圧力容器内の水位が低下。運転中は水
につかっている燃料棒がむき出しになると最悪の場合、燃料棒は溶けてしまう。さらに
原子炉格納容器が破損すれば「閉じ込める」ことができず、放射性物質が原発外へと出
る恐れがある。
>
>  最悪のシナリオが今回、現実のものになり、東電の綱渡りの作業が続いている。
>
>  第一原発1号機は原子炉圧力容器の圧力が高くなり、外部に放射能が漏れた。最後
のとりでである「閉じ込める」ことにも失敗した。中央制御室では通常の約一千倍に放
射線量が上昇した。
>
>  数値そのものは健康に影響がないレベルだが、菅直人首相が住民避難を指示する重
大事に至った。
>
>  東電は圧力を下げるため弁を開放し、自ら原子炉建屋から放射性物質を大気中に放
出せざるを得なくなった。「国内では初めてのケース。世界でもあまり聞かない」(保
安院)苦渋の決断を余儀なくされた。
>
>  今回、巨大地震で当然予想される外部電源喪失への対応が不十分だったことは否め
ない。
>
>  二〇〇七年七月の新潟県中越沖地震で原発に大きな損害を受けた東京電力。その教
訓を結果的に生かすことができなかった責任は重い。

 

8.JMMより
■ 『from 911/USAレポート』               第501回
「東日本大震災を見つめるアメリカ」
こちらのTVや各ニュースサイトは「911」以来の大きな扱いです。震災発生か
ら6時間後に逆に3月11日の夜が明けたアメリカですが、オバマ大統領は午前中に
短い声明を出し、また正午には会見を行いました。「災害の写真を見て胸の潰れる思
いがしました」という最大限の言葉と共に、日本に対して "strongest and closest
ally" (最強にして最も関係の深い同盟国)という表現を使っていたのが印象に残り
ました。
報道姿勢ですが、時差の関係で地震から12時間が経過した11日の昼過ぎの時点
では、全般的な被害の様子、津波のハワイと西海岸への影響、そして福島第一原発の
問題がそれぞれ三分の一ずつというところです。この内、原発の冷却装置がトラブル
に遭っている問題は、最悪の事態の可能性から現状の説明まで冷静で詳細な報道がさ
れています。この原発の問題については、オバマ大統領が会見に続いて状況を大統領
名で発表するなど、重大な関心を寄せていることは明らかです。

 全般的な報道については、例えばCNNは "U.S. offers condolences,
assistance to Japan" という言い方をタイトルに使っています。「米国は日本に対
してお見舞いの意思と援助を申し出ます」というその言葉に、こちらの「空気」がそ
のまま表現されていると言って良いと思います。具体的な行動としては、ニューヨー
クのブルームバーク市長が早速義援金の呼びかけを始めていますし、アフラック保険
は一社で100ミリオン(約82億円)の寄付を表明するなど迅速です。

 こちらの11日(金)は終日、ニュース各局は共に「ぶち抜き」で震災報道を続け
ています。正に「911以来の報道体制」と言っても過言ではありません。こうした
緊急時にこそ、本当の友情というものは自ずと示されるものであるならば、日米関係
は改めて緊密な二国間関係なのだと感じます。私達のところには、報道を聞いてお見
舞いのメッセージを寄せてくれる人も出てきています。

 一方、遠くからではありますが、日本国内でネットで飛び交うコミュニケーション
を見ていますと、新たな善意や人と人とのつながりなどの可能性を感じさせるのも事
実です。緊急事態が続いている中、そのネットのリソースをセーブすることも大切と
思いますので、アメリカからのメッセージとしてはこのぐらいにしておきます。被害
に遭われた方、またそのご家族、ご友人などに心よりお見舞いを申し上げる次第です。

----------------------------------------------------------------------------