00/12/09 更新

HATORI CLINIC

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病気の一口メモ
貧血について

 

 

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鉄分の多い食品  

肉類

レバー・牛肉・豚肉・鶏肉・チーズ・牛乳

必要な鉄分を多く含むのが肉やレバーです。

魚介類

シジミ・あさり・かき

かつお・うなぎ・いわし

あゆ・はまぐり

魚はたんぱく質の豊富なものを選びましょう

野菜類

ほうれん草・小松菜・ブロッコリー・パセリ・大根の葉・キャベツ・にら

人参・じゃがいも・しそ

干ししいたけ・ピーマン

野菜はビタミン・ミネラルなどをたくさん含んでいます。緑黄色野菜・淡色野菜はしっかり取りましょう。

豆類

大豆・豆腐・小豆・インゲン豆・黄な粉・納豆・凍り豆腐・ゆば・味噌

大豆・大豆製品は植物性の良質な蛋白質です。消化吸収もよく大いに食べてほしい食品です。

海藻類

ひじき・わかめ・こんぶ

めかぶ・もずく・のり

青のり・寒天

海藻は鉄分の多い食品です。工夫しながら食べましょう。

果物類

みかん・キウイ・レモン

りんご・干しぶどう

ビタミンの中でもCは鉄分の吸収を高めます

卵類

卵黄・鶉の卵・ピータン

卵の蛋白質は、最も優れており、しかも卵黄に鉄分が多く含まれてうます。

乳製品

スキムミルク・牛乳・ヨーグルト・チーズ・

牛乳は1日1本は飲みましょう。最近は鉄分を加えた牛乳もでています。              

 

 

 

 

  貧血とは、

赤血球やヘモグロビン(血色素)が減少したことを言います。特にヘモグロビンが不足している貧血のほうが多く、中でも鉄分の不足による鉄欠乏性貧血がもっとも多くみられます。貧血は、女性に多く見られる病気です。ただし、消化管出血(痔・胃潰瘍など)や子宮からの出血(子宮筋腫など)で起こるもの、尿路系の病気(血尿など)もありますので、その様な場合は、原因を調べる必要があります。

  

   数値

性別

赤血球数

(正常値)

血色素量

(正常値)

(Fe

男性

438577

13.618.3

60210

女性

376516

11.215.2

50170

                      (BMLより) 

 妊娠・分娩・授乳・成長期・食事の鉄分不足・出血などの貧血では、食事や薬で不足分を補う必要があります。鉄は、体内で造ることができません。また、ヘモグロビンは、酸素を体内にはこぶ大切な役割もあります。

貧血症状・・・・・顔色が悪い、めまい、息切れ、体がだるい、疲れやすい

          頭痛、肩こり、食欲不振、便秘、下痢、無月経など

貧血と薬・・・・・食事療法では十分ではない場合、薬で鉄分を補充します。普通は、飲み薬ですが、胃腸の弱い人は注射をする場合もあります。ただし、薬の服用は長期間が普通ですので、勝手に服用を中止したり、服用量を変えるようなことはしないでください。また、鉄剤の服用中は、便が黒色になることがありますが、心配いりません。

日常生活の注意

バランスのとれた食事をとるように心がけましょう。また、生活が不規則にならないように注意し、十分な睡眠をとるようにしましょう。

正しい食事の取り方

 1日の鉄分の必要摂取量・・男性 10mg女性 12mg

                1日の栄養所要量を満たすバランスのとれた食事内容

にすることが大切です。

 

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