00/12/09 更新

HATORI CLINIC

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薬の一口メモ       
バイアスピリン

 

 

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バイアスピリン(抗血小板剤) バイアスピリン:  腸溶錠【100r・白色】

作用: 血小板の血液を固まりやすくする作用を抑さえ、血栓や塞栓の形成を防止する。        

用法: @通常は100rを1日一回(症状により300rまで増量) A急性心筋梗塞の初期治療の場合、抗血小板作用の発現を急ぐ場合には、1錠目 は本剤をかみ砕いて服用する。 適応: 狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、 虚血性脳血管障害(一過性脳虚血性発作、脳梗塞) 冠動脈バイパス術、経皮経管冠動脈形成術(風船療法)治療後の血栓、塞栓の形成 を防止 副作用:食欲不振、胸やけ、胃部不快感、胃痛、吐き気、嘔吐、下血(黒い便、血便)、 耳鳴、難聴、めまい、頭痛、過呼吸、喘息発作、ときに発熱、発疹、むくみ、 鼻炎様症状、結膜炎、<重大>ショック・アナフィラキシ−様症状(血圧の低下、呼吸困難、意識障害、蕁麻疹、吐き気、嘔吐) 禁忌:@本剤またはサリチル酸系製剤(バファリン)に対し過敏症の既往歴のある者    A消化性潰瘍のある者    B出血傾向、重篤な血液の異常のある者 C肝臓、腎臓機能障害のある者 Dアスピリン喘息またはその既往歴のある者(*重篤なアスピリン喘息発作を誘発)   E出産予定日12週以内の妊婦 F<重大>15才未満の水痘、インフルエンザにかかっている者      *ライ症候群:ウイルスによる感染症、特に水ぼうそう、インフルエンザにかかった時に、アスピリン入りの解熱剤を服用すると、ライ症候群(突然の激しい嘔吐、痙攣、意識障害、高熱)を起こし脳の障害を残したり、生命にかかわる病気である。

服薬中の注意 @ 指示通り服薬しましょう。 A 定期的に血液、肝臓機能検査を行ないます。指示通りに受診して下さい。 B 本剤に影響を及ぼす薬剤がありますので、他の治療薬を服用している場合は申し出て下さい。 C アルコ−ルと一緒に服用すると消化管出血を起こすことがありますので、注意しましょう。 D 本剤は腸溶剤ですので、急性心筋梗塞の初期治療に用いる場合以外は、砕いたりせず、そのまま服用して下さい。                                    

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