グレープフルーツと薬との関係
00/12/09 更新
HATORI CLINIC
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なぜグレープフルーツジュースで薬を飲んではいけないの??
薬の代謝・吸収過程で重要な働きをする、薬の代謝酵素チトクローム(CYP)が小腸にも存在していることがわかってきました。その為、グレープフルーツジュースの成分が小腸のCYP3A4を阻害する為、CYP3A4で代謝されやすい薬を服用すると、その薬の代謝、吸収が遅くなり、血液中の濃度が高くなります。その為ため、薬が体内に長く残ってしまいます。ただし、グレープフルーツジュースの影響を受ける薬でも、注射薬では影響を受けないことがわかっています。
<グレープフルーツジュースと一緒に飲むと薬の効果が強まるもの>
テルフェナジン(抗アレルギー剤) |
トリルダン |
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サキナビル(抗HIV) |
インビラーゼ |
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フェロジピン(Ca拮抗剤) ベラパミル(Ca拮抗剤) ニソルジピン(Ca拮抗剤) |
ペルジピン・ペルジピンLA ワソラン バイミカード・バイロテンシン |
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ニフェジピン(Ca拮抗剤) |
アダラートL・アダラート・アダラートCRセパミットR |
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シクロスポリン(免疫抑制剤) ミダゾラム(抗不安剤) トリアゾアム(抗不安剤) |
サンデミュン ドルミカム ハルシオン |
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* Ca拮抗剤アムロジピン(アムロジン・ノルバスク)はグレープフルーツジュースの影響をほとんどうけない薬剤です。