00/12/09 更新

HATORI CLINIC

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s診療メモ
HDL・LDLコレステロール 

 

 

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 生活習慣との関係

*肥満によって中性脂肪が上昇しHDLコレステロールが低下する。

*運動によってLDLコレステロールは低下してHDLコレステロールは上昇する。

*喫煙によってHDLコレステロールが低下する。

 *食事内容は脂肪の代謝に大きく関係する。鶏卵・魚介類の卵・いか・えび・レバー

  などはコレステロールを多く含んでいます。しかし、いか、たこなどはタウリンも多く含まれているため、血液の浄化作用も併せ持つため、一概に悪者とは言えません。また、3つの “あ” あまいもの(糖分)・アルコール()・あぶらもの(特に動物性脂肪)の取りすぎは中性脂肪をあげてゆきます。一日の食事量の制限、脂肪分のとり過ぎ、糖分(お菓子・果物・ジュース・ご飯など)の摂取を減らすようにしましょう。

毎日の食生活を注意するだけでもコレステロールをある程度までは下げることができます。私たちの運動療法のみで、コレステロールの数値が3月で、約15mg/dl下がった例を示しましょう。体重の減少をめざし、運動不足にならないようにし(60分の歩行など)、偏った食生活にならないよう注意することが大切です。もちろん、運動をするだけでは、体重は減りません、たとえ、フルマラソンに出場して、六時間かけて42kmを走りぬいても、全カロリーが脂肪だけで燃えたとしても、1000gも減らせません。それだけ脂肪は効率の良いエネルギー保存装置です。しかし、運動によって、脂肪の燃焼効率が良くなり、基礎代謝があがることによって、太りにくい体質が出来あがるのです。

はとりクリニック

 

 血液中のコレステロールは一部が食事で、多くは肝臓でつくられます。コレステロールや中性脂肪は水に溶けにくいため、血液中では水に溶けやすい蛋白質と結合してリポ蛋白という形で存在します。(外側は親水性で内側は親油性の膜で包まれている。)

 リポ蛋白はそれぞれの重さ(比重)で分けられます。

   *中性脂肪:  比重のきわめて軽いものです。食事の影響を受けやすく食後は高くなります。

          LDLコレステロール: 比重の軽いコレステロールで動脈硬化を起こしやすい

             とされています。悪玉コレステロールです。

          HDLコレステロール: 比重の重いコレステロールで動脈の壁からコレステロ                   

              ロールをはがす善玉コレステロールです。

 正常値・・・総コレステロール   150219mg/dl(男女共)

       HDLコレステロール  41mg/dl以上(男女共)

       LDLコレステロール  140mg/dl未満(男女共)

       中性脂肪       50149mg/dl (男女共)

 循環器のリスクファクターのない方は、上の値で結構ですが、日本人高齢者は、総コレステロールが240未満のときは、食事、運動療法で暫く経過を見て、改善の兆候がないならば、薬物を使用します。しかしながら、

 血縁の方で、心筋梗塞、狭心症、糖尿病、動脈硬化の強いかたがおられる場合には 総コレステロールは200未満、LDLコレステロールは120未満が推奨されています。

 また、ご本人が、心筋梗塞や狭心症などをおもちの方は、総コレステロールは180未満、LDLコレステロールは100未満である事が推奨されています。

 

 動脈硬化症で血管壁に沈着するコレステロールはLDLに由来し、HDLコレステロールは血管壁やLDLなどに存在する過剰なコレステロールを引き出し、肝臓に戻す働きをしています。コレステロールは、ホルモンや胆汁酸などの原料であり細胞にとって必要な構成要素です。したがって、一定量のコレステロールは必要であっても、多すぎると高脂血症となり、この状態が長く続くと動脈硬化が進行して心臓や脳の血管が狭くなり狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の恐れが出てきます。総コレステロールが高くHDLコレステロールの低い人は動脈硬化の進行が疑われ、LDLの上昇とHDLの低下は動脈硬化の危険な因子なのです。しかも、その原因として遺伝子の異変、環境因子が上げられ、特に環境因子では食事・運動不足・肥満・ストレスが関係しています。

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