ValーHeFT 試験
ARB 心臓のAT1受容体遮断 肥大リモデリングを抑制
β‐遮断薬 β‐受容体 交感神経をブロック
ACEIを含まないサブ解析を重視 FDA 2002.8 心不全の適応を決めた
2000に口頭で発表された後 論文が2年もおくれて 発表された理由
LIFE, SCOPE で心血管系のイベント抑止効果が出なかった。
理由: 高齢者の心筋梗塞 高血圧が強く関与、高脂血症、喫煙は関与しない。
RA系の活性化に関与するような因子が高齢者心筋梗塞には、働いていない。
サブ解析 POSTHOC
バルサルタン + ACEI + β遮断薬 は、死亡率、合併症発生に有害な影響
ACEI+ARBで完全にRA系をブロックし、β遮断薬により、交感神経をブロックすることが、
心保護につながっていない。
心不全において、液性因子の広範なブロックは、病態を悪化させる。
バルサルタンの使用量が320mgという莫大な量
めまい、低血圧による離脱例が異常に多い 9.9%vs7.2%
93%が、ACEI併用していた。
のこりの 7% (366例) において、ARB単独。 この群では、33%の総死亡減少。総死亡を含む心血管イベントは 44%、心不全による入院は50%以上減少。
ACEI と β‐遮断薬をすでに飲んでいた群では、ARB追加によって効果はなかった。ACEIを飲んでいなかった群では、プラセボ群と比べて、20%低下。総死亡を含む心血管イベントは50%低下。
RESOLVED Pilot 研究
カンデサルタン エナラプリル 併用 の3者比較
代理エンドポイントで設定(死亡ではない)
リモデリングは 併用群で有意によかった。が、
4.6% 3.7% 11.4% の死亡率 で差がない。?
CHRAM試験
空咳などでACEIの使えない心不全患者にARB(ブロプレス)と」プラセボの割付 死亡をエンドポイントとした試験 進行中
ELITEU
ロサルタン vs カプトプリル
全死亡を一次エンドポイント 両群間でさがでなかった。’ELITETとの違い
まとめ
ARBの予後改善効果は、ACEIの勝るものではない。
併用例では、β遮断薬がすでに入っている場合は、死亡率を増加させる可能性がある。