00/12/09 更新

HATORI CLINIC

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病くすりの一口メモ
ワーファリン

 

 

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       ワ−ファリン(抗凝固剤) ワ−ファリン: 

錠剤 【1r・白色】 【5r・橙色】

作用: 肝臓でのプロトロンビンの生成を抑さえ、血栓の形成を防止するために血液を 固まりにくくする。 *血栓-------血液のかたまり *プロトロンビン------血液を固まりやすくし、ビタミンkの作用でつくられる 適応: 心筋梗塞、肺塞栓症、静脈血栓症、脳塞栓症 ゆっくり進行する脳血栓症の予防や治療

用法: 初回 5-10r/日、 維持量 1-5r/日(毎日、1回)  

副作用:頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、下血(黒い便、血便)、発疹、肝臓機能障害      が現れることがある。  

禁忌: 出血素因、高度の高血圧または肝臓障害(慢性肝炎、肝硬変) 腎不全、消化性潰瘍、妊娠時、アルコ−ル中毒、精神異常者 手術の時、心臓カテ−テル検査や動脈血管造影検査など出血を伴う検査などの 時には使用できない。  

服薬中の注意

@ 指示通り服薬しましょう。

A 定期的に血液凝固に関する血液検査を必要とします。指示通りに受診して下さい。

B 出血の危険が高くなるため転倒や転落をしないよう注意し、生活しましょう。

C ビタミンkを含む食品(特に納豆)は、本剤の作用が弱くなりますので摂らないようにしましょう。その他緑色の野菜、緑茶、海草類など。

D 飲酒により本剤の作用が強くなったり、弱くなったりすることがありますので、禁酒しましょう。

E 抗凝固剤の効果に影響を及ぼす薬剤がありますので、他の治療薬を服用している場合は申し出て下さい。

 

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