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痛風・高尿酸血症の薬物治療と尿路管理

 

 

02/10/20 に更新しました。

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2002.8.1  痛腔・高尿酸血症のガイドライン発表

 

たとえ痛風の発作がなくても治療が必要です。     痛風、高尿酸血症は老廃物である尿酸が体内に溜まりすぎて起こる、代表的な生活習慣病の一つです。急性関節炎発作(痛風)ばかりでなく、腎疾患、高血圧症、高脂血症、尿路結石症などを合併しやすい病気です。治療しないで放置しておくと、やがて心筋梗塞や尿毒症のような生命にかかわる病気を引き起こすおそれがあります。

食生活の改善や薬物治療によって、尿酸値を正しくコントロールする必要があります。

血中尿酸正常値:(男性)4.0 7.0 mg. /dl、(女性)3.5 6.0 mg. /dl 

あなたはどのタイプでしょう。

・排泄低下型――尿酸の尿への排泄が低下しているタイプ

・産生過剰型――尿酸が体内で過剰に作られるタイプ

・合 併 型――排泄低下型と産生過剰型が合併しているタイプ

   以上の三つのタイプがありますが、なかでも最も多くみられるのは排泄低下型です。

治療薬には2種類あります。

     痛風、高尿酸血症の治療薬には次の2種類があり、それぞれのタイプによって使い分けられています。

・尿酸排泄剤(ユリノーム、パラミヂン)

    排泄低下型や合併型に使われる薬で、尿酸の尿への排泄を促進します。

・尿酸合成阻害剤(アロシトール)

    産生過剰型に使われる薬で、体内で尿酸が過剰に作られるのを抑えます。

 

尿路管理が大切です。

    もともと、尿酸は水に溶けにくいもの

ですが、酸性になるとさらに溶けに

くくなります。痛風、高尿酸血症は

尿が酸性化していることが多いため、

腎臓や尿路に尿酸が沈着したり、結石

ができやすくなっています。

    尿酸排泄剤を飲んでも、尿酸合成阻害剤

を飲んでも、相当量の尿酸が尿中に排泄さ

れます。そこで、尿酸がスムーズに尿を通

じて排泄されるようにしなければなりません。

   ポイントは「尿がたくさん出るように」して、

さらに「尿酸が溶けやすいpHを保つ」ことです。

・水分を多めにとりましょう。

     健康な成人の1日の尿量は、およそ1〜1.5リットルといわれています。

     痛風、高尿酸血症の場合は、尿酸を溶けやすくするため、水分を多めにとって

1日2リットル 程度の尿が出るようにすることが大切です。

     水分補給の目安は、通常の水分摂取に加えてコップ3〜4杯の水を毎日飲みましょう。(1日の水分摂取必要量:2リットル 位)   

アルコールは尿酸の排泄を妨げますので、アルコールで尿量を増そうとすることはかえって逆効果となりますので注意しましょう。

 

・尿を中性に保つよう、野菜や海草を多めにに摂りましょう。

尿酸が尿に溶けやすい状態をつくるために、尿を中性に保つことが必要です。

     理想的なpHは6.0 7.5です。この値を保つためには、先生の指示通りに

尿アルカリ剤を飲んで「尿のアルカリ化」を心がけ、野菜や海草を多めに摂るようにしましょう。

                                 (2001.6)

 

            参考文献:鳥居薬品「痛風・高尿酸血症の薬物治療と尿路管理」

                  監修 福井医科大学第一内科教授 中村 徹先生

 

 

 

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2002.8.1

痛腔・高尿酸血症のガイドライン発表

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