病気のメモ{lefttitle_siseaememo}
##ロサルタンの特徴##

 

 

02/10/21 に更新しました。

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 脳心腎保護作用 EXP作用

  ロサルタンには、2つの主要な代謝産物がある。

         EXP3179 COX阻害作用

         EXP3174 TXA2作用

         2つの作用から、血小板凝集阻止作用がでてきた。

         動物実験では、血小板凝集抑制作用の実験で有意の変化がある。

 

 

 また、ロサルタンそのものにも、構造的に、尿酸低下作用がある。AT1作用とは無関係

参考 2002.8 高尿酸血症の新しいガイドライン

 以上から、後動脈硬化作用、抗血栓作用、リモデリング、抗繊維化作用がARBには期待される。

 

 

 

 脳保護作用

 LIFE研究

 55−80歳

 ロサルタンとアテノロール(テノーミン)との比較研究

 降圧不十分例は、いずれも利尿剤追加

 脳卒中5,580例

 ニューロタン50−82mgで、降圧目標140−90

 アテノロール と、ほぼ同程度の降圧レベル(SBPで1mmHgロサルタン群で低かった。)

 4.8年 追跡

 脳卒中の頻度 が、11% イベントが減少した。

 SBPが1mmHgさがると、4%イベントが減ることが知られているので、ARBによる抑止効果は 7%あったと考えられる。

 心臓のイベント減少には、β‐遮断薬と差

がなかった。

(比較 PROGRESS試験)

 降圧作用だけでは、説明できない。脳保護作用が推定される。

 ただし、ARBまたはβ‐遮断薬単独によるイベント抑止効果がどこまであったかは不明。

 

心臓保護作用

ELITE研究

ELITETでは、カプトプリルに有意に優れた結果。

症例数を増やした、ELITEUでは、差が出なかった。

(Evaluation of Losartan in the elderly U)

しかし、ACEIに比べて忍容性がある。

(一方、Val-HefT研究では、有効が33%もあった。)

 

OPTIMAAL研究

 

腎臓保護作用

RENAAL研究

2型糖尿病  1513例 250施設 29カ国の研究

1,513例  日本人100例含む

クレアチニンの値が 前値の2倍になるまでの時間(日数)

心血管事故、透析に至る時間、、死亡例などの検討

透析導入 28%減少

心不全による初回入院32%減少

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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AUAと呼ぶ理由

 

ELITEU

LIFE研究

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